美少女戦士セーラームーンは戦う女の子たちの物語だ。なので、当然と言うかなんというか、彼女たちが敵の攻撃を受け、ピンチに陥る展開はお約束と言っていいほど度々登場する。
DDガールズとの戦闘
セーラームーンの物語の中でピンチと言えば、やはりアニメ第一期のDDガールズとの戦闘が挙げられる。
セーラー戦士たちは、敵の本拠地へとセーラームーンをたどり付かせるため、一人また一人と戦闘で命を落としていく。ジュピターは敵を巻き込んでの自爆、マーキュリーは攻撃手段を持たないがために一方的に攻撃を受けて終わってしまう。
ヴィーナスは、自分の命を守るために銀水晶を敵に渡そうとするセーラームーンを叱咤して死に、マーズもうさぎを守って最後の敵と相討ちになってしまう。
ファンの間では未だに根強く語り継がれるピンチシーンである。
ウラヌスとネプチューン
第三期の中盤、ウラヌスとネプチューンがピュアな心を抜かれてしまう話も、ファンの間では名シーンとして名高い。
直前では「どちらかが倒れても、助けず無視して敵を倒す」と誓い合っていた二人が、いざとなると我身を捨てても相手を助けてしまう。
ネプチューンが倒れ、自分たちの身体に求め続けていたタリスマンが眠っている事を知ったウラヌスは、タリスマンを出現させるため、そしてネプチューンを一人にしないために自らの胸を撃ってピュアな心を抜き取る。
結局、ピュアな心だけは二人の身体に戻り、一命を取り留めるのだが、セーラー戦士たちの悲壮な運命が垣間見えるシーンである。