ムーン・キャッスルは、超古代の月の王国、シルバー・ミレニアムに存在していた建造物で、クイーン・セレニティやプリンセス・セレニティが暮らしていた宮殿である。アニメシリーズのオープニングなどで、その姿を垣間見ることができる。
非常に大きな宮殿で、外見上は完全な西洋風の城というより、タージ・マハルなどを思わせる中東風の意匠が凝らされている。丸いドーム型の屋根や、一列に並んだ円柱。宮殿の前には大きな池があり、月の光を映している。
クイーン・セレニティは普段はこの宮殿に住み、日々の政務をこなしていると考えられる。幻の銀水晶が保管されているのもムーン・キャッスルの内部で、深部には祈りの間と呼ばれる部屋がある。
ここにはクイーンのみが入ることを許されている。
壊滅
幻の銀水晶を擁し、高い科学力も持っていたために栄華を誇っていたが、クイン・メタリアの襲撃によって一変。
クイーン・セレニティはクイン・メタリアの封印には成功したが、王国は壊滅的な打撃を受け、最愛の娘、プリンセス・セレニティも自害してしまう。
クイーンは残った力で娘を地球に転生させ、銀水晶を託して死亡した。
現在
現在のムーン・キャッスルは廃墟となっており、すべてが石に変えられてしまっている。だが、第一期終盤にセーラームーンがクイン・メタリアを再度封印した際、その祈りによって復活した。
クリスタル・トーキョーの宮殿は、ムーン・キャッスルをモデルにしていると思われる。