水野亜美に引き続き、うさぎの三番目の仲間として登場したのが、セーラーマーズこと、火野レイだ。長い美しい黒髪に凛と切れ上がった眼差し。公立の学校に通ううさぎたちと違って、私立の名門女子校に通っている、典型的なお嬢様だ。
実家は火川神社。祖父は神主、父親は政治家で、母親はすでに他界している。原作では父親に反抗して神社に身を寄せている設定になっている。
本人も強い力を持つ霊能力者で、神社にいる時はよく巫女服を身につけている描写が見られた。霊能力を生かして、護摩壇を焚いて占いをしたり、変身前でもお札を投げたりして敵と戦う事もある。
原作とアニメの相違
火野レイは、原作とアニメで大きく扱いが異なるキャラクターとして知られている。
原作者の武内直子先生は、アニメでのレイのキャラが好きになれず、アニメと原作が対立した最大の原因となっているとかいないとか。
しかし、多くのファンが知っているのはアニメ版でのレイちゃんだろうから、皮肉なものだ。
原作
原作の火野レイは、見た目もお嬢様なら中身もお嬢様で、常に凛としており気高い。いわゆるクールビューティと言うやつで、ミステリアスなその振舞から、男女双方から大いにモテる美少女だ。
うさぎのようにドジな振る舞いはほとんど見せないし、二人の関係はいかにもプリンセスと従者、という印象が強い。
また、父親の秘書に恋をし、失恋をした経緯から、「もう恋はしない」と心に決めて操を立てているような描写も見られ、他のセーラー戦士たちよりもぐっと大人びた雰囲気があるのが特徴的だ。
アニメ版
一方のアニメ版では、打って変って元気いっぱい、うさぎと毎度毎度漫才のような喧嘩をくりひろげるキャラクターになっている。
学校で女生徒から人気なのは変わらないし、異性からもよくモテている。また、本人も恋愛には積極的で、うさぎや衛が前世の記憶を取り戻す前は衛と付き合っていた事もあった。
氷川神社で神主見習いの修業をしている青年から想いを寄せられ、それを嬉しく思っている話もあるなど、ごく等身大の少女らしい言動を見せた。
また、時折アニメオタクとしての片鱗を覗かせる事もあり、スタッフの遊び心が存分に詰まったキャラクターと言えるだろう。レイちゃんがピックアップされる話では、いつも作画がきれい、などと言う噂もあった位だ。
うさぎとの友情
うさぎにとっては、常に喧嘩する間柄ながらも、自分を叱咤激励してくれる心強い親友である火野レイ。
アニメでは度々二人の熱い友情を楽しめるエピソードが挿入され、セーラー戦士たちのきずなの強さを感じさせる、重要なキャラクターになっている。
プロフィール
- 年齢 14〜16歳
- 誕生日 4月17日
- 誕生石 ダイヤモンド
- 星座 牡羊座
- 血液型 AB型
- 好きな色 赤、黒
- 好きな食べ物 フグ
- 苦手な食べ物 缶詰のアスパラ
- 好きな教科 古文
- 苦手な教科 現代社会
- 趣味 占い
- 特技 座禅
- 嫌いなもの テレビ番組(原作。ドラマではカラオケ#原作とアニメの相違を参照)
- 将来の夢 宮司(アニメでは国際派キャリアウーマン)