セーラージュピターは、木星を守護に持つ雷の戦士。他の4戦士がほぼ同じような身長の中、頭一つ背が高く、体も大きいジュピターは、戦闘においてはマーズを上回る実力を発揮する。
戦士としての登場は4番目。
それまではセーラーマーズの火力に頼りがちだったセーラーチームは、ジュピターを迎えたことでよりパワーアップできた。
コスチューム
イメージカラーはもちろん緑。
と言っても、明るい黄緑などではなく、しっかりと深みのある緑色のカラーが大人っぽい印象だ。足元は同じく緑色の、編み上げショートブーツできめており、胸のリボンはピンク色。
男勝りだけれど内面は誰より女らしい、まことにぴったりのアクセントになっている。
また、セーラージュピターには他の戦士にはない特殊装備として、ティアラの部分からアンテナが伸びるようになっている。このアンテナは雷を呼ぶ力があるようで、必殺技のほとんども、まずはここに雷を集めることで放つのだ。
変身呪文
変身時の呪文は「ジュピター・パワー・メイクアップ!」。
シリーズを経て少しずつバージョンは変わるものの、雷のエネルギーを全身に纏わせて変身する演出は、他の戦士と比べてもぐっと力強い印象がある。
戦闘能力
戦闘スタイルは、高いパワーを生かした接近戦だ。必殺技はもちろん、殴る蹴ると言った物理攻撃でも十分すぎる実力を発揮してくれる。
後にセーラーウラヌスが登場してからは、同じパワーファイターとして競い合う姿も見られた。
元々の能力が高いウラヌスには到底叶わないのだが、その為に荒業に出るなどして自分磨きを怠らないところは、自立心の強いセーラージュピターらしいエピソードと言えるだろう。
セーラームーンへの憧れ
アニメ版では戦士として覚醒する前、街で活躍するセーラームーンに憧れていたという設定がある。
自身の体格にコンプレックスがあった まこと にとっては、戦う女の子であるセーラー戦士がカッコ良く見えたのかもしれない。
セーラー戦士となってからは、彼女自身がその体格を生かして戦えるようになったため、コンプレックスの解消にも繋がったのだろう。
必殺技
シュープリーム・サンダー
最初期の必殺技。「我が守護木星、雲を呼べ、雷を降らせよ!」というセリフとともに(言わないことも多い)雷を集め、それを一気に敵に向かって放つ電撃技だ。
また、この技を使って金属に電気を通したり、電力の代わりにしたりと言った応用も見せることがあった。
フラワー・ハリケーン
花びらが舞う突風で敵を撹乱し怯ませる技。牽制用に使われることが多い。
シュープリーム・サンダー・ドラゴン
シュープリーム・サンダーの改良技。原理は同じだが電撃がドラゴンの姿になっており、威力も通常のシュープリーム・サンダーよりも高い。
スパークリング・ワイド・プレッシャー
第二期以降使用するようになった技。雷をボールのように集め、敵に向かって投げつける。
ジュピター・ココナッツ・サイクロン
プラネット・パワーで強化された技。両腕を振り上げ、ティアラの避雷針から雷電のエネルギー光球を貯めて地面に投げつけることで、雷撃の嵐が向上伝播されて拡散する。
スーパー・シュープリーム・サンダー
アニメ第四期で一回だけ使用したシュープリーム・サンダーの強化技。大気中の静電気を集中させ、一瞬に強力な轟雷を変えて発射する。
ジュピター・オーク・エボリューション
雷電の象徴である植物の冠「オークの葉の冠」で強化された雷撃。
ジュピター・サンダーボルト
実写版の技。セーラー・スター・タンバリンを手にして回転することで大気中の静電気を集め、タンバリンを叩くことで強力な電撃を敵めがけて放つ。
新装版では原作ジュピターの初期技の名前となった。
自爆
巨大な放電球を作り出して相手と一緒に爆発・消滅する。しかしセーラー服を着た少女が自爆とはなんともおっかない。
ライトニング・ナックル
ゲームのみの登場。電撃を纏った拳で相手を攻撃する。
ライトニング・ストライク
全身に電撃を纏った状態で敵めがけて突進する。
ジュピター・ダブル・アクセル
対戦格闘ゲームで登場。脚をバレリーナのように上げた状態で高速回転し、相手を攻撃する。
ジャイアント・スイング
ゲームのみの登場。相手の両足を掴んで振り回し、放り投げる有名なプロレス技。