プリンセス・セーラームーンは、実写版のみで登場するセーラームーンの最終形態。非常に強い力を持っているものの、作品中では諸刃の剣となった。設定としては、セーラームーン=月野うさぎに、前世であるプリンセス・セレニティの人格が宿った姿とされている。
かつてシルバー・ミレニアムが攻撃された際、プリンス・エンディミオンを失った悲しみに支配されてしまったプリンセスの人格なため、エンディミオン以外の人間は一切目に入らない。
よって、現代においてもうさぎの悲しみや怒りが限界を超えた際に現れて、敵味方問わず、目の前の障害を強力な力で排除しようとする。
外見上はセーラームーンとほぼ変わらないが、頭上にティアラが現れるのが特徴。また、腰のリボンは白く、長いものにチェンジ。胸のリボンは従来より薄いピンクとなり、スカートには白のフリルが追加された。
プリンセス・ハープ
竪琴や剣に変形する「プリンセス・ハープ」という武器を持っている。竪琴の音色には癒しの効果があるが、一方で剣の方は一振りで大きな光の球や衝撃波を放つなど、恐ろしい破壊力を秘めている。
また、数人ではあるが、月の僕(しもべ)を作り出す事もできる。
作中での活躍
実写版では、月の王国を滅ぼしたのは敵ではなく、悲しみに支配されたプリンセスだったとされている。このため、プリンセス・セーラームーンもその気になれば地球を破壊してしまえるほどの力を持っている事になる。
物語のラストでは、うさぎの人格を取り戻し、無事クイン・メタリアを倒した。なんとも恐ろしいお姫様である。