人造宝石ブラザーズ(ブールブラザーズ)

人造宝石ブラザーズ(ブールブラザーズ)は、翠のエスメロード配下のブラック・ムーン一族。アニメではエスメロードのドロイドとして登場し、通常のドロイドとはケタ違いの能力を持っている二人組の男性である。

名前はキラルとアキラル。共に光学異性体に関する分子や鉱物結晶の構造を表す化学用語らしい。原作社の武内直子氏は鉱物マニアとしても知られているが、そのことが敵キャラクターの名前にもよく表れている。

人造宝石ブラザーズは一応双子の設定であるため、どちらが兄でどちらが弟なのかは明確ではない。キラルは水色の長髪に色白の男性、アキラルは紫の長髪に褐色の肌の男性となっている。

しかしこのマンガ、男性キャラクターは本当に美形しか出てこない……海野ぐりおが気の毒である。

作中での活躍

漫画では未来へタイムスリップしたセーラームーン・セーラーヴィーナス・タキシード仮面の前を襲撃するものの、ヴィーナスとタキシード仮面の技で倒されている。

一方アニメ版では、エスメロードの強力なドロイドとしてセーラー戦士の前に現れた。ドロイドでありながら邪黒水晶を持っているなど、モブ敵に近い怪人たちとは一線を画していた。

地面に潜って逃走したり、逆に地中から突如現れて奇襲をかけたりと、大地の力を利用して戦うのが特徴。また、地面をまくりあげて壁にし、防御に使う荒業も見せた。

アニメ・原作共に登場機会はさほど多くなく、最終決戦に至る前のザコ敵のような扱いをされることが多い。

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