師ファラオ90(マスター・ファラオナインティ)

師ファラオ90(マスター・ファラオナインティ)は、セーラームーン第三期、デス・バスターズ編に登場する敵の名前である。敵組織のリーダー、いわゆるラスボスで、ミストレス9や土萠創一を操り、世界を沈黙で支配しようと画策する。

師ファラオ90は、セーラームーンのラスボスでよくいるタイプの、実態を持たない敵である。普段は黒いもやのような形をしており、主に声のみで幹部たちに自らの意思を伝えている。

デス・バスターズ

デス・バスターズは師ファラオ90を頂点に、次席にミストレス9、その下に土萠創一がおり、カオリナイトやウィッチーズ5は土萠創一の配下という組織構成になっていた。

原作「セーラームーン」では、師ファラオ90が、ダイモーンの卵を持って、もともと強いパワーを秘めていた土地、オメガエリア無限洲に外宇宙から飛来したことがすべての始まりとされている。

その目的としてたびたび語られるのが、地球を第二の「タウ星系」にすること。タウ星系とは、これまで師ファラオ90やミストレス9、ダイモーンたちが餌としていた場所だと考えられる。

ダウ星系のエネルギーを食い尽くしてしまったからこそ、地球へと侵略の手を伸ばしたのである。

無限学園の創立

エネルギーは何でもいいわけではなく、ふさわしい器を育てる必要があるとの事。そこで作られたのが、魔女養成学校「無限学園」と言うわけである。

第五期で登場する最後の敵、カオスは、師ファラオ90もまた、銀河のかなた、コルドロンの始まりの海から生まれた星になれなかった星のひとつであるとしている。

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