銀河夏美は、銀河星十郎と共にアニメ版セーラームーン第二期に登場した敵キャラクター。原作には登場しておらず、アニメでもわずか1クール分の活躍にとどまった。本名はアンと言い、銀河星十郎ことエイルと共に魔界樹に育てられた。
人間時の外見は、茶色い髪を肩の少し下まで伸ばしたごく普通の少女。アンとしての姿は、青白い肌に水色のメッシュが入ったピンクの髪を太もも辺りまで伸ばしており、エイルとは対になっている。
カーディアンを召喚するのに必要なカードを携帯していた。
経緯
彼らの一族は、エイルとアン以外はすべて死んでしまっているため、魔界樹と宇宙を放浪しながら新鮮なエナジーを求め、地球へとたどり着いた。正体を隠すために銀河夏美と名乗り、エイルと共に十番中学校に入学してくる。
年齢がうさぎと同じだったため、同級生として付かず離れずの関係となるが、ふとしたことから地場衛に恋をしてしまい、話がややこしくなる。学校ではいわゆる、うさぎをねちねちといじめるライバルのポジションだった。
作中での活躍
冷徹な兄とは異なり、非常に情熱的で嫉妬深い性格のため、うさぎと衛が恋人同士である事を知ってからも積極的にアプローチをかける。
が、物語終盤で魔界樹が暴走し、その攻撃からうさぎを守ろうとした衛の姿を見て、奪うだけではない与える愛もあるのだと知る。
しかしそのことが災いして、魔界樹の攻撃からエイルを庇い、死亡してしまう。その後、セーラームーンの力で蘇り、小さな芽となった魔界樹を携え、エイルと共に宇宙へと旅立った。