クイン・ベリル

クイン・ベリルは、原作・アニメの第一期で登場する敵組織、ダーク・キングダムの司令官。恐ろしげな形相をした美女で、四天王を配下に据え、セーラーチームを苦しめる。

作中での活躍

その正体は、もともとは地球の王国で巫女を務めていた女性、ベリル。

プリンス・エンディミオンに叶わぬ恋心を抱いていたごく普通の女性だったが、プリンセス・セレニティに対する嫉妬や羨望の感情をクイン・メタリアに利用され、身体を乗っ取られてしまった。

メタリアに乗っ取られた後はクイン・ベリルと名乗り、地球の人々を次々と洗脳。月の王国に幻の銀水晶を狙って攻め込んだものの、クイーン・セレニティの力でメタリアが封印されてしまい、失敗に終わった。

転生後

その後は、地球の学者として転生。研究の一環で北極圏を訪れた際、そこに封印されていたメタリアと接触してしまい、再び身体を乗っ取られた。

乗っ取られた後もエンディミオンに焦がれる心は残っていたようで、物語の中盤では地場衛を誘拐し、洗脳する事に成功した。以後、自らの配下として扱うものの、最後はセーラームーンの力によって浄化された。

アニメでは、クイン・メタリアが封印された際に同時に封印されていたようで、ラストバトルでもクイン・メタリアと一体化したスーパーベリルとしてセーラームーンと対決した。

見た目は怖いし、インパクトも強かった悪役だが、その内実は一人の恋する女性だったと言う、切ない運命を背負わされたキャラクターである。

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