ダークマーキュリーは、実写版のみで登場する、セーラーマーキュリーが敵に操られた姿。非常に貴重なキャラクターで、ファンの間でも根強い人気がある。
変身後の姿は、もともとのセーラーマーキュリーをベースにしている。もっとも大きな特徴は、胸のリボンがシンプルな水色から、蝶のような形をした青いリボンとなり、その周囲に黒いレースがあしらわれているところ。
腰のリボンも同様の黒レースで作られたものに変化した。額のティアラも、通常時の金色から黒で縁取りされたまがまがしいデザインに変更。左手の手首に、ダークパワーを秘めたブレスレットを装着しており、これを使って変身した。
作中での活躍
実写版の中盤で、マーキュリーは敵であるダーク・キングダムの幹部、クンツァイトの罠にはまり、操られてしまう。変身時の呪文も変わり、「ダークパワー・メイクアップ!」の掛け声で変身。
氷の剣を自らの力で生成し、セーラー戦士たちの前に立ちはだかった。
ダークマーキュリーが登場していたのはおよそ五話に渡っているが、全体に評価の低かった実写版の中では特に人気のあるエピソードとなった。
話の流れとしては、うさぎがプリンセスであることが発覚するエピソードと重なっているため、物語を盛り上げる効果も抜群だった。
フィギュア
ちなみに、ダークマーキュリーはそのデザインが秀逸だったことから、アニメのマーキュリーをダーク風に仕上げたフィギュアなども発売されていた。
現在買おうと思ったら、フィギュアとしては天文学的なお値段が付きそうである。