物語が進むにつれ、単なる化物だった敵は、人間を乗っ取ったり操ったりするようになった。そんな人間たちに危害を加えずに敵を撃退する方法として誕生したのが、ムーン・ヒーリング・エスカレーションである。
守護戦士四人がそろった時にルナから渡されたムーン・スティックを使って、セーラームーンが放つ必殺技。放たれるエネルギーを浴びると、邪悪なパワーに乗っ取られた心が浄化され、元の人間に戻るという仕組みである。
アニメのムーン・ヒーリング・エスカレーションは、ムーン・スティックから光線を放って妖魔化された人間を元に戻す技である。
銀水晶によるパワーアップ
ムーン・スティックを手に入れた時は、まだ銀水晶を見つけていなかったため、パワーが弱く、まず物理攻撃などで妖魔と人間を分離する必要があった。
中盤で銀水晶を手に入れてからは、ムーン・スティックに装着する事で、大幅に浄化能力がアップ。妖魔と人間が一体化した状態からでも、一発で人間に戻しつつ妖魔を浄化できるようになった。
一方の原作では、光線を放つことで一度に大勢の人間を浄化するなど、より強力なパワーを持っていたようだ。
妖魔を分離させるための攻撃
ちなみに、パワーが弱かった前半では、妖魔と人間を分離させるための攻撃は、主にマーズやジュピターら、守護戦士たちが担当していた。
パワーアップしてからも、ムーン・ヒーリング・エスカレーションの効果をより高めるために、他の戦士たちが妖魔を攻撃し、弱らせるなどの援護を行っている事には変わりない。