セーラーヴィーナスの必殺技と言えば、クレッセント・ビームかヴィーナス・ラブミー・チェーンを思い浮かべるファンが多いだろうが、原作ではほかにも、ローリング・ハート・バイブレーションと呼ばれる必殺技を使用する。
アニメでは未登場だが、実写版でも同名の技が使われる。
概要
ローリング・ハート・バイブレーションは、まず両腕からハートの形をしたエネルギーを、光の弾として発生させる。その後、ヴィーナスが作り出した渦と震動で光弾を回転させ、敵に向かって放つ攻撃である。
いわゆるレールガンのような仕組みと考えれば分かりやすいだろう。
詠唱
原作で初めてこの技を使用した際には、「わが愛の星・金星よ! 愛の力を!」と唱えている。が、アニメ版ジュピターの台詞同様、その後使われることはほとんどなかった。
アニメで採用されなかった理由については定かではないが、その後実写版では超強力な業として一回だけではあるが登場している。
両腕からハートの光を集める点では同じだが、威力は原作よりもはるかに高いようで、対象となる妖魔を吹き飛ばした挙句、クイン・メタリアを分離させることにまで成功した。
作中での活躍
アニメにおけるヴィーナスは、戦闘力がそれほど高くないバランスファイターであり、目立った活躍ができなかったが、実際にはこのような強力な技を扱える百戦錬磨の戦士なのだ。
内部戦士のリーダーとしての役割も含め、アニメでももう少し深くツッコんで描いてほしかったと言うのが、多くのファンの本音かもしれない。