ブラックレディは、漫画・アニメの第二期に登場するブラック・ムーンの敵幹部の一人。ちびうさが敵の黒幕、ワイズマンによって洗脳され、無理やりダークパワーを注ぎこまれて成長した存在である。
ちびうさが外見上は8歳程度の少女だったのに対し、ブラックレディはうさぎたちよりさらに年上の、成長した女性となっている。髪形はちびうさと同じ、縦長のシニヨンが付いたツインテールだが、長さは足より長い。
深いスリットの入った黒いドレスに身を包み、羽衣のような布を手にしている。また、額にはブラック・ムーン一族のしるしである黒い逆三日月が浮かんでいる。
ブラックレディになるきっかけ
もともとちびうさは、30世紀の世界で母の真似をしようとして幻の銀水晶に触れ、消失させてしまっていた。
そのため、過去の銀水晶を探しに現代へやってきたのだが、その事に対するうしろめたさをワイズマンに利用され、負の心を増幅させられてしまう。
そこへ邪黒水晶のパワーを流し込まれたことで、ブラックレディとして覚醒させられた。
作中での活躍
原作では、セーラープルートが守る時空の扉から飛び出した所でワイズマンと遭遇し、自身の内側にあった絶望に付け込まれてブラックレディの姿に変えられていた。
記憶を捻じ曲げられたためにセーラー戦士たちも強く憎むようになっていたが、最後はセーラームーンやタキシード仮面の呼びかけで本来のちびうさの心を取り戻し、セーラーちびムーンに変身してワイズマンを打倒した。
そのデザインなどからファンの間で今なお絶大な人気を誇る敵キャラクターであり、フィギュアなども発売されている。