ミストレス9は、原作・アニメ第三期の敵組織、デス・バスターズの幹部として登場する女性。その正体は、土萠ほたるに憑依した、師ファラオ90の巫女のような存在である。身長よりも長い、まっすぐな黒髪が特徴の妖艶な女性。
男女共に長髪のキャラクターが多いセーラームーンの登場人物の中でも、ピカ一の長さを誇ると思われる。
土萠ほたるとの関係
土萠ほたるを母体にしているため、容姿はほたるを成長させたものであり、ほたるの魂が表に出てくるととてもピュアな表情を見せる。
ミストレス9は、土萠ほたるがまだ幼かった頃、事故による火災に乗じて彼女の身体に憑依し、表に出る機会を伺っていた。
作中での活躍
土萠教授らによる活動でエナジーを蓄え、復活したのちはほたるの魂を自身の身体の奥底に封じ込め、完全に乗っ取ろうとしたものの、ほたるの強い力によってちびうさや銀水晶を取り込む事が出来なかった。
その後、セーラームーンが聖杯を使った事で強制的にほたるの身体と分離。グロテスクな本体をさらした後、覚醒したセーラーサターンによって完全に消滅させられてしまった。
アニメ版では、清楚でミステリアスな美少女ほたるをベースにしたミストレス9のキャラクターがファンから絶賛を浴びたそうである。
完全に覚醒する前は少女のほたるの姿のまま、ブラックな言動を繰り返しており、そのギャップも見どころの一つとなっている。
善と悪の表情がせめぎあう、アニメ終盤の演出は必見もの。
ブラックレディと並んで、今なおアニメファンの間で語り継がれる悪役の一人である。