霊媒(ミディアム)のカラベラスは、セーラームーン第二期に登場する敵役の一人。ブラック・ムーン一族の幹部、紅のルベウスの配下であるあやかしの四姉妹の次女で、セーラーヴィーナスと対をなす存在である。
茶色のロングヘアーを頭上でひっつめ、猫耳のように見える黄色のリボンで結わえている。胸元が大きく開いた黄色のトップスに真っ赤なスカートを履いており、どことなくルベウスと似たイメージがある。
作中での活躍
それもそのはずで、漫画版ではルベウスと恋仲の設定になっていた。霊能力者ミス・カラベラスとしてブラック・ムーンの予言を流布し、地球人を内部からひそかに洗脳しようとたくらんでいたが、セーラーヴィーナスに看破されて、作戦が失敗。
そのまま戦闘になり、他の姉妹と同様にヴィーナスを捕獲しようと企むものの、これも失敗してしまった。最後にはセーラームーンと戦って倒されている。
一方アニメでは、ヴィーナスと同じく鞭を使う敵として登場。カラベラス自身の意思で伸び縮みし、また先端のみを操る事もできるため、戦闘での応用力は非常に高かった。
ヴィーナスとの相違
美奈子とよく似た明るい性格で、店で接客をしては人々の注目を集め、負のパワーをまき散らしていたが、最後にはペッツも含めた乱戦となってしまい、セーラームーンの力で浄化され、人間となった。
「愛」を身上とするのはヴィーナスと共通しているが、自身と釣り合うとみなしたものしか認めず、たやすく手に入る愛は無価値と切り捨てる点が、美奈子とは大きく異なっている。